読んで書いて

何かを読ませていただいて何か書きます

『社交不安障害。 | kokoronoblog23’s blog』を読んで

何かを読ませていただいて何か書く。

 

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これにしよう。

kokoronoblog23.hatenablog.com

 

 

◯要約

 いつも行くお店でさえ、時々ストレスに襲われる。店員の対応、周りのお客さん、気になって落ち着かなくて、逃げるように車に乗り込んだ。病名は、社交不安障害。自分はいつからこうなってしまったんだろう。

 中学の初めての音読で、自分の声を笑われた。人前が怖くなった。人の輪に入れない、みんなと同じようにできないことが苦しくて、学校には行けなくなってしまった。けど、家にだって味方はいなかった。そこから高校も中退、バイトして、社会人になった。

 社会人になっても、不安や緊張から抜け出すことはできなかった。数えるのも難しくなるくらい転職した。こんな具合で、自分に自信が持てるはずもない。こうやって書くことで、気持ちの整理がついて、ちょっとでもいい方向に進めたらいいのに。(終わり)

 

 やはり要約は難しい。けど、今までで一番まともな要約だと思う。

 気になる方は原文へ。と言いたいのだけれど、読む前に覚悟した方がいいと思う。影響力のある文章だ。覚悟した方は原文へ。

 そしてこう書くからには、僕自身は影響を受けたので、これから書くことは、まあ察してほしい。察したら、タブを閉じるのも自由だ。言うまでもないことだけど。

 

◯調べたこと

 また知らず知らずの内に、無知なので調べる。

・社交不安障害について

 とりあえず聞いたことがない病名だったので調べる。

人前で注目が集まるような状況で、強い不安や恐怖、緊張を感じ、何か失敗して自分が恥をかくのではないかという心配や強い不安を感じる病気を社交不安障害(SAD)といいます。また、社会不安障害、あがり症と言われることもあります。

引用元:社交不安障害 | 医療法人東横会 心療内科 精神科 たわらクリニック

 

 めちゃくちゃ聞いたことある言葉で呼ばれてた。あがり症。そんな言葉でまとめるんじゃねぇ、って自分が悩んでいたら絶対言う。全然、自分の苦労を表現しきれていないから。

 その一方で、周りで緊張しながら話している人を見たら、あの人、あがり症なのかなって、平気で思うんだろうな。

 

社交不安障害が深刻化してしまうまで、未治療のまま放置されることも少なくありません。また、社交不安障害は学童期や思春期の比較的早い年齢で発症することも多く、治療せずに放置してしまうと、進学・就職・結婚など人生の大切な場面での制約がかかりやすくなります。

引用元:社交不安障害 | 医療法人東横会 心療内科 精神科 たわらクリニック

 

 記事の内容とリンクする内容が書かれている。

 「あがり症だから」その一言でまとめて分かった気になって、周りが適切な処置ができるはずもないよな。いともたやすく勘違う。

 そして、もう一つ勘違いしていることがあった。

・医者の仕事

病気には治るものと治らないものがあります。

実は、この世の中、治る病気より治らない病気のほうが圧倒的に多いんですよ。まあ、世の中のたいていのお医者さんは、こうした治らない病気でも症状をできるだけ軽くして、このような病気といかにうまくつきあっていくか、その方法を模索し、提案しながら患者さんの心身のケアをしていくのが主な仕事ということになるわけです。

引用元:松村医院《健康コラム》

 

 僕は、医者の仕事を病気を治すことだと思ってた。治すために医者がいるんだって。医療ドラマの見すぎだな。

 いや、違う。本当は知っていたはずだった。病院に通い続けてる人だって周りにいる。

 一部を見て、全部を見た気になっている。それどころか、見たい一部だけを見て、見たくない一部をいつの間にか切り捨てて、全部見た気になっている。

 「自分のことだけでいっぱいいっぱい」って言葉を、僕は自分の辞書から消したいと思った。

 

◯考えたこと、思ったこと

 言葉が普及すればするほどに、人はイメージを共有しやすくなると思っていたけど、そうではなくて、その言葉が表すものと現実の差が大きくなってくんじゃないかと思った。言葉は、そんなに万能じゃない。同じ呼ばれ方をしても中身は全然違う、ということが起こりうる。

 悲観的なことをつらつらと書いたけど、希望もあると思う。

 「あがり症」という言葉では、僕は何も調べなかったんじゃないかなと思う。「社交不安障害」という言葉は、その症状に苦しむ人の気持ちを表現する力があると思う。少なくとも、僕にとってはそうだった。

 言葉が現実を見えづらくすることもあるが、言葉を一つ知って現実に対する視力が上がることもある。

 

◯最後に

 筆者様、生きづらい日常の中、言葉を絞り出し、綴ってくれてありがとうございました。読まなければ、考えなかったであろうことを考えられ、知らない振りしていた自分を知れました。筆者様が心穏やかな日常をお送りできることをお祈りいたします。