読んで書いて

何かを読ませていただいて何か書きます

『第24話 Alexa導入 | 人として大切なことは』を読んで

ブログを読み、何か書く。

 

今日はこの記事

xmomorin.hatenablog.com

 

続きものなので、大まかなブログのあらすじを書いておく。

◯これまでの大まかなブログの内容

 主に両親の介護を通じて、筆者(長女)、弟、双子の妹の4人の兄弟、家族の関係が悪くなっている様子がリアルに語られている。特に、双子の妹の片方との関係があまり良くない。

 

◯今回のあらすじ

 両親の安否確認のために、スマートスピーカーを購入した。両親もアレクサを便利に使って、満足していた。しかし、ある日突然、スマートスピーカーは姿を消した。いったい何が…。

 

続きは、本文を読んで下さい。

 

調べたこと

 やはり知らないことが多いので、調べた。

・介護について

 筆者は、両親の介護を、実家に家族が通って行うことを選択したけれど、かなり大変そうだ。別の選択肢である老人ホームが気になって少し調べた。

老人ホームにかかる費用は、入居するときに支払う「入居一時金」と、毎月支払う「月額利用料」の2つがあります。

入居一時金は平均で100万円。中央値で見てみると10万円程度

月額利用料は全国平均でみると、15万円程度必要

引用元:

『みんなの介護 老人ホームの費用相場』

https://www.minnanokaigo.com/guide/cost/

 

老人ホームの平均入居期間は、おおよそ「4年前後」

老人ホームの退去理由の3割程度は、医療機関へ移ること

老人ホームの退去理由でもっとも多いのは、入居者が逝去してしまうこと

引用元:

『老人ホームの平均入居期間はどれくらい?退去理由で多いのは?』

https://et-la-vie.com/blog/column/20211027163028-5106

 

計算してみる。

平均の入居期間は4年で、つまり48ヶ月。

(入居金の平均値100万)+(月額利用料15万)×(48ヶ月)=820万円

やれやれ。

 

・盗聴について

そもそも、スマートスピーカーは盗聴できるものなのか?と思い調べた。

アプリ内の「デバイス」から「Echo Dot」を選択して「設定」に進み、「コミュニケーション」を有効化した。続いて「ドロップイン」機能をタップし、有効化した。その後、「コミュニケーション」タブに戻り、「ドロップイン」を選択する。そしてEcho Dotを指定するだけで、Echo Dotが設置された部屋の音声を聞けるようになったのだ。設定自体は簡単であった。

引用元:

Amazon Echoなどのスマートスピーカーを使った盗聴から身を守る方法

 

結論としては、可能らしい。気になる方は、引用元へ。

 

・盗聴の法律的扱いに関して

少し気になったので、調べてみる。

盗聴そのものは犯罪ではない

盗聴の前後の行為が犯罪に当たるのです。

例えば、他人の部屋に盗聴器を設置したという場合、他人の部屋に侵入した行為が住居侵入罪に該当することになります。

引用元:

相手に無断で会話を録音した場合は違法?証拠になる?

https://kumaben.com/recording-audio-without-consent/

 

 盗聴は犯罪ではなかったのか。たしかにドラマとかでも犯人が犯行について色々言った後にしらばっくれようとしたら、実はボイスレコーダーで取ってました、というシーンがある。

 あれに対して、犯人が「ようこそ、犯罪者の世界へ。お前は、盗聴の現行犯だぜ」というふうに道連れにすることはできないらしい。

 

名誉毀損について

 筆者は、妹からひどいことを言われている。それって、たまに耳にする名誉毀損というやつではないのかと思って調べてみた。

名誉毀損罪(刑法230条)は、事実を摘示し、公然と、人の社会的評価を低下させた場合に成立します。

信用毀損罪(刑法233条前段)とは、虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて他人の信用を毀損した場合に成立します

引用元:

名誉棄損と侮辱について/刑事告訴・告発支援センター

 

 家族間で、ひどいことを言ったとしても、それは犯罪にはならないようだ。「公然と」、「流布」という言葉が示すように、多数の人に影響を与えたときに、それは問題となるようだ。

 ネット上で、人の悪口を書いたら訴えられる可能性があるということだ。気をつけよう。

 

・プライバシーの法律について

 結構個人的な内容が、このブログには書かれている。プライバシーの侵害に関する法律もちょっと気になり調べてみた。

日本国憲法は13条後段で幸福追求権(ないし人格権)を定め、これを根拠に「私生活をみだりに公開されない法的保障ないし権利」、つまりプライバシー権が保障されています。

個人のプライバシーを公表した出版物が問題とされた裁判では、プライバシーを公表されない利益と、公表により得られる利益を個別的に比較考量する手法により、プライバシー権が侵害されたかどうかを判断すべきであるとされています。

引用元:

ブログでのプライバシー侵害 - 「ほう!」な話 | 福岡県弁護士会

 

 公表されない利益と公表される利益を比較するという発想はなかった。芸能人や政治家の個人情報が週刊誌で報道されてるあれはどうなんだ?と気になって、また調べる。

 

芸能人が出版者(編集長が加えられることもある)を相手取ってプライバシー権侵害を理由に損害賠償支払を求める訴訟は数多くあります。つまり週刊誌側は訴えられており、そして負けているのです。

芸能ニュースを扱う週刊誌側がこれら裁判を知らないはずはなく、その顛末も当然知っているでしょう。それなのに毎週のようにゴシップ記事を流すのは賠償金額の低さに理由があります。日本の名誉棄損やプライバシー侵害は、外国に比べ、侵害額が低いのです。

引用元:

【不倫報道】文春等の週刊誌はなぜプライバシー侵害で訴えられない?情報提供者の責任は? | 法律問題を弁護士が語る

 

 知らなかった。賠償で払う金額よりも、報道で儲かる金額のほうが大きいから、裁判、どんと来いということか。

 

◯考えたこと、思ったこと

 家族の関係が、介護を通して悪くなっていくさまが辛いな。そして、それは将来的には、自分にものしかかってくるものである。このブログの内容は、生き方を考えさせるきっかけを与えてくれるものだと思う。

 ブログのサブタイトルに「子、孫、そして次の世代に伝えておきたい忘れてはいけない記録」とあるのだけれど、よくこの内容をブログに書いて下さったなと思う。

 自分が両親の介護をする立場と想像してみた。家族との関係が悪くなっていく様子と日々の介護の内容の記事が頭をよぎり気が重くなる。介護を自分の手で行うのは相当難しいだろう。だから、老人ホームが気になり、調べた。我ながら薄情だとは思うけれど、とりあえずお金を大切にしようと思った。

 次に自分が介護される両親の立場と想像してみる。筆者から、献身的に世話してもらえるのは、嬉しいだろうな。しかし、その一方で、やはり筆者の生活を割いてもらうことに対して、後ろめたさを感じもするだろうな。自分が他人にお世話をしてもらってしか生きられなくなったときに、自分の価値を感じることができるんだろうか。考える能力が残っていたら、そういうことを延々と問い続けてしまいそうだ。とりあえず、できるだけボケないような生活を心懸けておこうと思った。

 コロコロ話は変わるけど、家族が多いと、苦労を分配する数が大きくなるから、何かあったときに、楽になるのかなと思っていたけど、そうじゃないんだなと思った。上手く分配できるとも限らない。仮に上手く分配できたとしても、他の人のやり方が気に入らないということが起こる。みんなが自分の考える基準をクリアしてくれるとは限らない。

 ブログの記事を辿ってみると、筆者は介護をする前から弟や姉妹の行動や考え方に対して、気になる部分があったようだ。それが、両親の介護を通して全面に出てきて、気になるだけで済まなくなった。兄弟の立場からしてみれば、今まで通りの考え方や行動をしているだけで、何も変わっていないのかもしれないけど。

 自分にも、家族の行動に対して、思うところがあっても、何も言えないというときがある。倫理・道徳に反することに対して、何も言えないときがある。言っても仕方がない、わざわざ火の粉を被りに行くのも面倒だ、と逃げるときがある。そういう目をそらしてきたものと、いつの日か、対峙しなければならない時が来るということを、覚悟しておいたほうがいいと思った。

 

◯最後に

 筆者様、将来の介護と現在の家族との関わり方を今一度、考えてみようと思える内容でした。たくさんの考えるきっかけを下さりありがとうございました。

 ブログを拝読して、大変興味深くためになるものとは思ったのですが、このブログをご兄弟の方をどう思われるのかという一点が、他人ながら気になりました。スマートスピーカー、一つでもトラブルが起きる様子を見ていると、少し心配になります。

 ご家族が、幸せに日々を送れることをお祈りしております。